2020-07-06T00:00+09:00
- 目次
- 事業アイデアをどう着想するか
- 事業アイデアをどう評価するか
- 具体的事例で特にピックアップまとめ
事業アイデアの発見法と評価法(space事例)
1. 事業アイデアをどう着想するか
主に自己(経験)からと社会(マーケット)から二点で考える。
そして重要なことは、
"自分自身の心に響き、しかも客観的に捉えても実現性が高く、可能性の大きな事業アイディアを探し求めることが企業の始まり。”
まず”着想”という言葉を聞いて、確か自分のストレングスファインダーの才能にあったことを記憶しています。
正直自身でも控えめに言って得意だと思っていますが、何より基礎を固める上でここでは時制によるフレームワーク(型)をまとめます。
■時制のフレームワーク
・事例起点(過去)
・課題起点(現在)
・構造変化起点(未来)
ー 事例起点:ニュースや過去の事例などの情報収集を徹底
ー 課題起点:自分が普段から感じる不満や仕事の中での課題
・自身が感じた課題(直接体験)
・他人が感じた課題(間接体験)
ー 構造変化起点:世の中の構造や仕組みが変わる時
例)ガラケー→スマホ, windows登場によるインターネット時代
タイミングの見極めが何より重要
PESTLEフレームワークを利用可能
何より優れた起業家は、それぞれ上記を組み合わせた形だったり得意なものから出発しているようです。
何より共通しているのは、自らが戦う事業領域において、誰よりも詳しくなるまで情報収集を徹底してること。
そしてアイデアは、別に一人でなくても原体験でなくてもよく商売感覚は最低身につけておく。しかし、これは僕の意見ですが何となく原体験ベースの方が心の豊かさとか情熱が捧げられそうな気がします。
2. 事業アイデアをどう評価するか
- ■アイデアの5つの評価方法
- ① 誰の何の課題を解決しているのか
- ② スケールできるのか
- ③ 既存のサービスに置き換わる新サービスか
- ④ ビジネスとして成立するか
- ⑤ 数年後により多くの人に使われるサービスか
① 誰の何の課題を解決しているのか
シンプルに一人のユーザを見つけてくることから始める。
頭の中の妄想より、実在するユーザの課題の方が解像度は高い。この段階では、サービス提供者側の視点→顧客側からの視点でプロダクトとサービスの姿を考える。
■「誰の何の課題を解決しているか」を評価する
・誰がそのサービスを使うのか
・なぜ使ってくれるor使ってくれたのか
・どういう課題あった?
・どうやって解決した?
・どういうシーンで利用してくれる?
・従来はどうやって解決?
・次回以降も使ってくれる?
② スケールできるのか
市場規模と競合の数を意識すること。
■気を付けたい2つの罠
1.対価不足(課題感あってもお金払う人いない)
2.細分化不足(存在する市場は大きくても、解決してるのはごく一部)
■スケールできるかの4つの問い
1.ターゲットの市場は規模があるか
2.一定以上の規模になるポテンシャルあるか(シェア取れるか)
3.中長期的に成長を継続できるか(例:マニュアル化, 多店舗展開, 自動化)
4.ある程度の成長→新しい市場への参入可能性はあるか
③ 既存のサービスに置き換わる新サービスか
理想は、一度利用したら昔の手段に戻れないほどのCX(顧客体験)を提供すること。既存サービスに満足をしている人の乗り換えは思いの外難しい。
価格を下げるという最も簡単な変数には頼らないように注意。
ディズニーやUSJを越えるテーマパークって普通によくても難しいですよね。簡単にいうとそういうことです。
④ ビジネスとして成立するか
簡単に一つの式だけを覚えておいたらいいです。
LTVーCAC>0
つまり、生涯いちお客さんが払ってくるお金より、その人を獲得した費用が負けていれば、それはつまり何とかキャッシュを創出できて操業ができるような状態です。
僕も現在ECのコスメジャンルでこの知識はかなり使います。CACは基本的に高くなるので、コスメのようなリピーターになってくれるような商材はLTVを意識することがとても重要になります。
ここではそれぞれの要素の改善方法の解説は割愛しますが、とにかく入口(新規獲得)と出口(既存顧客保持)の両面を意識することは極めて重要です。
そしてそれらの方程式が証明されたら、大事にすべきはKSFです。
KFCではありません。Key Success Factorの略です。簡単にいうと、「何があったら勝てるか?」というものへの解へ導く重要な要素です。
- 例)メディア事業のKSF
- ①広告価値の高いコンテンツ(訪問頻度が高い、潜在時間が長い)
- ②低コストでコンテンツ制作可能なオペレーション
⑤ 数年後により多くの人に使われるサービスか
今の世界を前提にしていては、既存のプレイヤーに勝つことは難しい。
未来志向の視点を持ち、今のリーダーが理解していないトレンド、まだ不確実性ののころ領域に活路を見出すこと。
話が逸れますが、この未来志向も僕のストレングスファインダーにありました。(ルンルン)
"点だけでなく線で捉える"
決め打ちでタイミングを当てに行くのではなく、かといってただタイミングを待つのでなく、初期から地道に稼げるポイントを見つけ先行者優位を確保することが重要。
不確実性の高い領域にこそ起業家が真価を発揮する。
バックパッカーとヒッチハイクを繰り返してきた俺ならやれる!だって楽しいもん。
3. 事業について具体的事例
- ■ピックアップまとめ
- ・課題をコアとノンコアに分ける
- ・以前の成功事例を確実におさえておく
- ・時代の0.5歩先をいくビジネス
- ・オペレーションタイムにとらわれない
- ・市場選択の重要性
- ・PMF(プロダクトマーケットフィット)<当たり前を自分で疑い解決方法を模索
そして最後に、僕らが行う「Space」を例にして、上記の知識を活用して実際にどうかを検証します。
結論からいうとSpaceのメディアは収益が期待できません。
■収益が期待できない理由は大きく三つあります。
1. スケールしない(対価不足)
2. 既存のサービスに置き換わるほどのUVPがない
3. ビジネスとしてまだ成立しない(LTVがデータから期待できない, KSFがない)
■それでも僕たちがこれを行なっている理由
1. 自分たちが「アウトプットの重要性」をうたっているから、それを体現
2. 自分たち自身の学びへと繋げている
3. それがひいては誰かの役に立つ(特に学生を意識)ようにしたい
4. そして少しずつ自分たちを社会に触れさせファンを増やしたい
5. 長い目で見て腹をくくる事業のための準備期間
6. 課題起点(量産型の記事で溢れ、経験談による血の気のある記事が少ない)
基本的にマネタイズのために、領域も絞っていないですし記事も外注して量産してSEOを一気に上げてアフィリエイト収益も狙うつもりもありません。
ただファンがつけば、必ず今後の僕たちの追い風になってくれるはずです。
僕たちが会社員であるのも理由ですが、もっと先の先を見ているつもりです。だからこそ書けることだったり本音を曝け出せる。
だからこそオーガニックな内容で少しでも僕たちのことを知ってもらい、経験を言葉にすることが多いので読者の役に立つのではないかと思っています。
一言で言うと、「僕たちのオリジナル図書館」
これが生まれた背景は格好いい言葉でいうと幾度となく重ねたピボットにあります。最初は英語に特化して色んな媒体を試してみました。
その結果、泥臭いメディアの完成です。笑
これからはもっと影響力のあるものを作ろうとメンバーで心を燃やしています。僕たちは、読者のみなさんと交流できるととても嬉しいので、是非フォローでもDMでも送ってくださいませ。
「月商数億は最低ラインやな。」
根拠のない自信と数値で無謀な挑戦をしていきます。想い全部乗っけていくくらいの気分でやっていきます!!
何かご相談があればTwitterなどでDM等頂ければと思います。
というわけで以上です。
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