2020-07-18T00:00+09:00
ラストオブアス2の没入感設計
前回ではラストオブアス2の没入感がとにかく凄いんだという話をしました。
没入感に関しては、ゲームって映画を超えるな
って真剣に考えたのですが、
なぜそこまで没入できるんだろうと考えました。
今日は、20時間ゲームプレイして気づいた「なぜこれほどまでに没入感があるのか」を超かいつまんで書いてみます。
ゲームビジュアルの作り込み
もはや、プレイし始めて一瞬で気づくのですが、
ゲームビジュアルがむちゃくちゃキレイです。
ゾンビや非政府組織との闘いがメインなのですが、
ふとゲーム内の移動中に見える景色に目を奪われます。
あとから、YouTubeの実況とか見て知ったことですが、
本当に40年後の世界をシュミレーションして作りこんでいるらしいです。
あと、人の表情も作り込みが精巧です。
自分の真実を知ろうと質問するエリー
ステルスキルで力入れ過ぎて白目気味になるエリー
プレステ2が最後の家の固定ゲーム機だった僕からすると衝撃でした。
何がすごいって、言っていることだけでは登場人物の真意が分からないんですね。
その点、日常ってそうで、相当リアルに作っているんだと衝撃でした。
親友ディーナのピロートーク中の表情
コマンド小さっ
もう一点、気づいた点が、
コマンドボタンがめちゃくちゃ小さい ところです。
コマンドボタンは、アイテムを取ったり、
アクションを起こす時に画面上に出るボタンです。
普通、ゲームってプレイヤーにストレスにならないように分かりやすく作るっていうのが普通だと思うんですけど、とにかくラストオブアス2のコマンドは小さい...‼
普通に通り過ぎてしまうことが多々あります。
あと、HPゲージ・武器の表示も非常に小さく、
注意してみないと、どんだけ体力残っているかわからないので、
たまに気づけば敵のめちゃ弱攻撃で死んでいることもあります。
とても、見にくくはあるけれど、没入感を出すために
なるべく 非現実的なものを排除する という設計をしているんだと思います。
セーブポイントがない
最後ですが、セーブポイントがない
ということも没入感を生み出している一つの要因です。
本当にセーブされていないのかというとそうではなく、
オートセーブで、地点ごとに自動でセーブされていきます。
だから、シームレスにずっとプレイできるんです。
普通、セーブポイントあったら、セーブしたところで、
「次のセーブポイントは暫くないからここでプレイ中断しよう」
ってなるんですけど、それが全くないんですよね。
だから、時間を本当に忘れし、時間が溶けるように流れます。
体感時間1時間が、気づけば4時間経ってるなんてザラですね。
まとめ
今回は、ラストオブアス2の没入感設計について真面目に語りました。
こう並べて見ると、現実性をここまでやるかというぐらい追及したのが、没入感に繋がった直接的な要因なのだと思います。
そう考えると、ラストオブアス2は、最新のテクノロジーでリアル感を生み出すという点で、
いかにも プレステらしいゲーム だなと思いました。
任天堂ってもっとわかりやすくスペックで勝負せず、人の楽しいという体験に焦点を絞っている感じがするけど、このリアル性ってプレステにしかできません。
これから益々仮想現実世界を生きる僕らにとって、
プレステはもっと大きな存在になってくるのかもしれません!
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