2020-08-05T00:00+09:00
- 目次
- 1.GMATとは
- 2.具体的なGMATの出題内容
- 3.今後のGMATの勉強方法と注意点
GMAT対策の方法をまとめてみた
1.GMATとは
海外の留学や就職に必要な証明書のようなテストで、TOEICなどより難度度は圧倒的に高いと言われています。
そのため「MBAをとりたい。」と少しでも思った方は、この試験を目にしたことがあるでしょう。僕もそういった経緯で知りました。そしてテキストを一冊みてみて、「一体どんな形式でどんな問題がでるのか?」を本記事にまとめたいと思います。
また友人にこう質問されました。
「GMATする前にTOEFLした方がいいみたいだけど実際どう?。」
それに対しての答えはYesよりになります。
僕の経験ですが、大学時代交換留学にそれが必要でとにかくTOEFL・GMATでも求められます。
- ■TOEFL・GMATで得られること
- 1.読解力(リーディング)
- 2.速度(時間内に解く)
- 3.単語力(より難易度の高い英語)
上記が得られます。なぜ共通点があるかというと、それらはどちらも「実際の授業についてこれるかのキャパを測るもの」ということです。
そのため日本語でも難しいビジネスの深い話だったりが出題されます。
2.具体的なGMATの出題内容
GMATはTOEFLと同じように完全にコンピューター形式となっており、主に4つのセクションから構成されています。TOEFLも同じく4技能に分類されますが内容は大きく異なります。
■TOEFLの4技能と試験時間
・Reading(読み)54〜72分
・Listening(聞く)41分〜57分
・Speaking(話す)17分
・Writing(書く)50分
■GMATの4セクションと試験時間
・AWA Essay(Analytical Writing Assessment)30分
・択一式のIR(Integrated Reasoning)30分
・Quantitative(数学)75分
・Verbal(英語)75分
上記のようになっており、TOEFLはいわゆる全ての技能を学び実際に現地大学で授業を受けることを想定されて作られているのに対し、GMATはどちらかという英語で問題を解くといったイメージです。そして試験時間のランダム性をみるとTOEFLはやはりいやらしいですよね。。
技能的にいうと、GMATはReadingとWritingの二つしか問われないので、より問題解決能力という頭脳の部分を問われます。そのためTOEFLはそれらを網羅しているため、TOEFLを勉強してからの方がいいかに対して冒頭で「Yesより」と回答しました。
ただTOEFLを全く使う必要がないなら、いきなりGMATでいいと思っています。留学生活で間違いなく、Speakingの力は求められると思いますが・・
TOEFLの勉強内容は、テストを素早く解く力に加えダイレクトにVerbalのパートやEssayパートで活きてくるはずです。そのためTOEFLを勉強済みの人は、特にIRパートとQuantitativeの修行が必要になるでしょう。
■GMATのスコア構成
合計点:200〜800点
1. Verbal:0〜60点
2. Quantitative:0〜60点
3. AWA:0〜6.0点
4. IR:1〜8点
合計しても合計点にならないと思った方もいるかと思います。そこはScaled Scoreというのを採用しており、それにより点数が変わってくるためです。詳しく知りたい方は是非別途調べて見て下さい。
特記事項としては、ビジネス・スクールは合計点を重視する傾向にあり、日本人はネイティブには言語的な部分では厳しいのでQuantitaiveの部分で伸ばす戦略を取ったりすることも重要であるということを認識することです。
一方で学校によってはVerbalは最低36点以上必要などもあるので要注意です。僕がTOEFLで大学時代に交換留学を出願した際も「合計80以上で、Speaking 18以上必須」など大学によってありました。
3.今後のGMATの勉強方法と注意点
それではいざ出陣です。正直不安だらけですよね。そこで僕自身勉強を進める前に事前に何に気を付けないといけないかを整理し、それに向けて勉強を始めたいと思います。
- ■気をつけるべきこと
- 【無回答(減点対象)はしないように!】
- ・問題の解く上でメリハリを知ること
- ・問題の解くペースを知ること
- ・どういった問題形式が出るかを徹底的に知ること
・問題の解く上でメリハリを知ること
これはCAT(Computer Adaptive)で受験者の回答によって出題が変わる形式であることを理解する必要があります。ここでは就活の経験がある方はSPIテストなどが記憶に新しいでしょう。
そしてそのCATの得点の決め方ですが、以下3つであるとされています。
■CATの得点の決め方
1.正解数
2.正解した問題の難易度
3.回答数(誤答も含む)
そのためマラソンのように、最初はじっくり慎重に解き、そして徐々にペースを上げ、最後の方はやや急ぐ感じになるくらいが良いとされています。
・問題の解くペースを知ること
そんなこと言われても実際にやってみないと分からないですよね。例えば問題数の多い、VerbalとQuantitiveテストでは75分間になるので、初め・真ん中・最後の3つの部分に分けて考えてみることが重要とされています。
つまり41点以上狙うなら、初めで12問は解いていて、真ん中で12問解いて、最後に13問解いておく必要があるなどのある程度の逆算が必要です。
・どういった問題形式が出るかを徹底的に知ること
これはすべてのセクションに共通していて大体の出題の流れが分かっていれば、設問自体を読まなくても良いことに繋がったりと時間が短縮ができることは目に見えています。
この点についてはTOEFLの部分で経験があるので何となくわかります。それを持ってしてもここで重要だと思うことは、様々な形式があることを認識した上で「とにかく数をこなすこと」になります。
つまり、正しい走り方が方法として分かったら、あとはとにかく実際に走ってみる。それである程度身につけたら、一度振り返って見てどの部分で自分に課題があるかなどを把握する。そういったイメージかと思います。
最後にはなりますが、メッセージとともに僕も勉強を頑張る宣言をします。当時は、「何でこんな難しくて費用の高いテストを受けなきゃいけないんだ!」と憤慨しそうになっていましたが、それを実際に積んでから留学に行って良かった点をまとめます。
■勉強してから留学して良かった点
・授業が少しはついていけるようになった
・英語の伸び方が劇的に変わった
・帰国しても残る土台のしっかりした英語を身につけられた
これは後付けの理論になりますが、TOEFLを勉強せずに留学していたら、それがあっても授業や生活が厳しかったくらいなのでおそらく挫折していたように思います。
そしてたまに「せっかく留学したのに忘れてしまった」という人がいますが、その人はおそらく土台を作らずにその場で何とかやり過ごせていたパターンになるかと思います。土台がしっかりした上で、現地で実際に沢山聞いたり話したりすることで忘れるとかの問題でなく呼吸のようになじんでいきます。
そのため僕自身は更に難易度の高い上級者向けの英語をGMATを通じて学び、嫌と思わずに愚直に学んでいこうと思います。それが実際の留学でのリターンを大きくしてくれることを知っているからです。
これは仮定にはなりますが、おそらくGMATレベルを解けないと海外名門大学院では課題すら終わらすことが出来なくなるんだろうと想定しています。そのため、出来ないなら出来ないで自分の現在地を知りただ愚直に学びたいと思います。
是非根本のモチベ維持方法などは以下を参考にして下さい。
何かご相談があればTwitterなどでDM等頂ければと思います。一緒に頑張りましょう!
というわけで以上です。
» 平社員Ash@Space (@SpacedreamAsh) | Twitter