2020-07-30T00:00+09:00
- 目次
- 1.お金の借り方とその重要性
- 2.対投資家の9つの重要な判断要素
資金調達の方法と投資家との会話で重要なこと
1. お金の借り方とその重要性
遂にStartup本を参考にして進めてきたものの最終章となります。これまで自身で自分なりに咀嚼して、書いてきましたがやはり経験に勝るものはないんだろうなと思っています。
一方で「そんなこと言っても経験なんてないし」という声が僕を含めて定説だと思うので、今回の記事を含め事前の準備として参考になれば幸いです。
最後は「いかにお金を集めるか」です。
お金の重要性は分かりますよね。お金は車で喩えると、ガソリンのようなものでビジネスにおいては必要不可欠なものになります。利益率が低く手元にあまりお金がなければ投資は出来まんよね。ビジネスはどうしても競争の側面があるので、この部分で負けてしまうと他にアクセルを踏まれてしまい負けに繋がってしまいます。
それではどういった方法があるのでしょうか?
主に二通りの方法で考えると簡単でしょう。
1.借入金(debt)
2.株式(equity)
これ自体が分からないという方は是非一度調べて見て下さい。借入金は銀行などからお金を借りることなので比較的に方法がイメージできるかと思います。
一方で株式に関しては、実際はどういったフローなのか等不明瞭な部分があると思うので、その辺りを中心に解説をしていきたいと思います。
そして注意すべきこと。
それは「起業家と投資家の目線のズレ」になります。
つまり貴方が起業を目指すなら、大前提に株式投資をしたくなる投資家の心理をある程度知っておく必要があります。
ただ、それはイヤらしいことではなくリターンを求める投資家の視点で客観的にビジネスを見つめることは、起業家としての経営の健全性に繋がることも言うまでもありません。
そして投資家はバリュエーション(評価)を各起業家にするのですが、ここではそれを3つの観点に分類します。
■起業家の三つのバリュエーション
1.起業家のトラックレコード
2.事業領域, ビジネスモデル
3.プロダクト
1.起業家のトラックレコード
こちらは簡単い言うと皆さんの履歴書になります。例えば、以前に起業経験があり売却をしたことのある起業家などは比較的資金を得るのが容易と言われています。
投資に対する失敗確率が少ないわけですから当然っちゃ当然ですね。
2.事業領域, ビジネスモデル
こちらは今までに類のない事業だったりポテンシャルを秘めているものである場合に得られます。しかし、昨今では沢山の事業やサービスが生み出されている中で、ビジネスモデルだけで投資を得るのは比較的難しいとされています。
例えば、僕が最強のプランを考えたとして投資家が投資してくれるかというと当然そうではないと思います。そこで次の三つ目のものが最も現実的な唯一の方法とされています。
3.プロダクト
こちらは実際のプロダクトになります。皆さんが投資家だとしてどちらの方が安心(リスクが少ない)でしょうか??
・「私はこんな構想のものを考えているんです」
・「私はこんな構想を考えていまして、既にこんなものを作り上げました」
当然後者であるはずです。それは「百聞は一見に如かず」の考え方で、やはり投資をもらう定説としては実際にプロダクトを作っておくように、以前解説した「検証」が済んでいるケースが多いようです。
それでは具体的に、投資家はどういった部分を見ているのか。その裏を返せば、どういった部分をおさえていればリスクの少ない成功確率の高い事業だとみなされるのかを具体的に見ていきましょう。
2. 対投資家の9つの重要な判断要素
- ■9つの重要な要素
- 1.市場
- 2.課題
- 3.解決策
- 4.競合優位性・差別化
- 5.ビジネスモデル
- 6.トラクション
- 7.事業計画
- 8.資金
- 9.チーム
これらそれぞれの解説はここでは割愛します。理由はボリュームがありすぎるのと、これまで解説してきた記事がほとんどを網羅しているためです。
そのため「市場」の部分で出てくる言葉の定義だけここでは入れておきます。
■「市場」を把握する上でよくでる言葉
・TAM:Total Addressable Market
→プロダクトやサービスが獲得することの出来る最大の市場規模のことを指します。
・SAM:Serviceable Available Market
→プロダクトやサービスが実際に獲得し得る市場の規模のことを指します。
SOM:Share Of Market
→サービスやプロダクトが実際に獲得すべき市場の大きさのことを指します。
■前回参考記事まとめ
▼事業アイデアの見つけ方(市場,課題,解決策, 競合優位性・差別化,ビジネスモデル)
▼仲間の見つけ方(チーム)
▼仮説検証の方法(トラクション)
▼お客さんの獲得方法(事業計画)
次回記事では、それではどういった投資家を選べば良いのか。そして最後は起業へのあとおしとしての本での最後のコメントをまとめて終えたいと思います。
ボリュームが多かったと思いますが、僕自身も活かして前に進んでいこうと思います。是非、上記を含め一通り読んでみてください。
何かご相談があればTwitterなどでDM等頂ければと思います。
というわけで以上です。
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