2020-08-15T00:00+09:00
- 目次
- 1.中途採用の就活が難しい理由
- 2.中途採用の就活で特に重要な点
- 3.実際の中途採用の裏側
中途採用での就活活動を検討している方へ
1. 中途採用の就活が難しい理由
「転職しようかな」そう思う方はポジティブな気持ちもネガティブな気持ちも持たれていることでしょう。もし新卒や新卒中途の方であれば前回記事も参考にしてみてください。
また就活全般に大事な要素は以下にまとめています。
本記事で特に【中途の就活】に絞って書いていきます。私自身まだ中途でのお話はあってもまだ終わっていません。ただそのプロセスを振り返ったり、大先輩などや知り合いの友人などの成功体験や失敗事例を抽象化して重要な点などをまとめていきたいと思います。
そんな自己の経験や他の人の話から見えてきた中途の就活が難しい理由からまず整理します。
- ■中途の就活が難しい理由
- 1.能力や成果を重視される
- 2.他の多くの強者と競うことになる
1. 能力や成果を重視される
これは新卒とは全く違った側面です。つまり中途では「即戦力になりそうか」という点がかなり重視されます。それは海外の仕事の要件にも少し似ていて、「何か任務を与えてそれを遂行できるか」を見極めれます。
新卒であればポテンシャルという特典がありますが中途採用の場合は、企業の採用の目的は仕事の要件などから定まっています。それは喩えるなら工場で必要な部品が何か決まっているようなものです。
そのため例えば以下のようなことあります。
▼A社の必要条件
・英語でのコミュニケーションが必須
・excelなどの基礎的なことが出来る
・Webマーケティングの知識がある
・ネット通販(EC)の経験が3年以上ある
この要件を見た時に、「ネット通販系で海外進出」を考えているのだろうなというのは容易に予想がつきます。つまりこれらの能力がなかったりすると、そもそもに応募しても合格がしづらくなります。
その他にも管理職に穴ができてしまった場合などは、当然会社としては「経歴として管理の経験をある人」が欲しくなるのでしょう。そのため役職などがあると幅が拡がるという由縁はそこにあります。
もちろん役職がなくても自分の方ができるという気持ちも分かります。しかし他の人からすれば、あなたの事を客観的に把握するにはやはり役職など会社が与えたもので判断するのが妥当であることは想像がつくかと思います。
2. 他の多くの強者と競うことになる
これは新卒でも当てはまることですが、中途になるとより一層それは激化します。理由は年齢など関係なく、全ての応募者がライバルになるからです。
一方で新卒の場合は、同じ卒業のタイミングの人のみに絞られます。そういった理由から、口を酸っぱくして【新卒での就職先の重要性】を前回お伝えしました。
そのため最初は給料が低い会社に入った人でも、上記の経験や成果などが認められれば転職をフックに大きく可能性を広げることが出来るでしょう。
そしてそれが「若いうちは沢山経験した方がいい」という言葉に繋がってくるのだと思います。
2. 中途採用の就活で特に重要な点
難しい理由が把握できたところで次なる重要な点はその打ち手になりますね。つまり能力や成果を積み上げて、他より欲しいと思われる人材になれるかが勝負です。
- ■特に重要な点
- 1.転職が自身の中でポジティブかを把握する
- 2.自分の能力を冷静に把握する
- 3.愚直に現在の仕事で成果を積み重ねる
それでは簡単にそれぞれ見ていきます。
1.転職が自身の中でポジティブかを把握する
よくある失敗で多いのがネガティブな動機で行う転職です。例えば「しんどいから辞める」といった場合です。その際に人はオアシスを求めるようにして探しますがうまくいった例をあまり見ません。
ただ、本当に恵まれない上司であったり経験が飽和して出来ることが少なったという場合はネガティブでもより広い視野でみるとポジティブの場合があるのでそこは他人の目を気にせず自分の声を信じましょう。
以下はリクルート→Google→有名ITベンチャー数社といった経験を持つボスから言われた一言で上記の内容を集約しているかと思います。
会社から欲しいと思われるくらいの自分にまずなれ。
2.自分の能力を冷静に把握する
これは転職活動自体をお勧めする重要な理由の一つです。つまり在庫の確認をするように、自分の能力を冷静に振り返る良いきっかけになります。
そしてあらゆる会社を見たり選考を実際にすることで自分の経験や能力でどういった部分が足りないかが見えてくると思います。そしてその差分の自己認知は必ず現在の仕事でも活きてきます。
そのためまず自分で整理してみて実際にそれをぶつけてみましょう。一度落ちてしまったなどで挫けていては成長は見込めないと腹を括っていつか花が咲くことを想像すると良いかと思います。
3.愚直に現在の仕事で成果を積み重ねる
こちらは上記とも関わっていますが、中途採用を成功させるには自分の能力や成果や経験が何より重要です。他の会社も遊びでないので成果を出してもらうために必死です。
そのため愚直に現職で成果を出せるように意識するしかありません。
最後に上記三つの重要なことをより要素に分けてまとめます。
▼成功する転職を左右する要因
・自分の中での転職のポジティブな理由が見つかっているか
・自分の能力や成果や経験は追いついているか
・人間性など会社との方向性が合っているか
・自分がどういったことを大切にしているか見えているか
これらのように転職活動は自己内省と挑戦の連続で見えてきます。しっかりと考えて煮詰まってきたら、目星をつけて実際に選考に臨んでみたり色々な人の話を聞くことで見えてくることがあると思います。
3. 実際の中途採用の裏側
如何だったでしょうか。悩んでいる人にとって今回の内容は少し厳しいことかもしれません。ただ一つ説明が漏れていることもあります。
それは「リファラル採用」です。これは実際にあなたのポテンシャルをその社員や社長が紹介などを通じて自らかって採用してくれる仕組みです。現代ではTwitterなどで直接アプローチができるのでそういった手段をとってみても良いかと思います。
ただ間違いなく言えることは、
愚直に積み上げた成果や経験や能力が何より大事である。
それが不幸にも得られないところに所属してしまったのであればすぐに変えるべきでしょう。最後に僕の経験ですが、「現職での希望が希薄になったから」といった動機で転職をしていた時は全然だめでした。
やはり「XXをしたい」そして「それは現職ではXXな理由で難しい」というところに本当に筋が通っていて初めて前向きな言葉として乗ってくるでしょう。
ただ、この気持ちもすごく分かります。
「自分はもっとできるのに・・」
そのため常に目の前で成果を積み上げつつ、自分のしたいことを明確にしていきましょう。それ自体が冒険だとすればそれは素敵なことだと思います。最後にこの言葉だけは忘れないでください。
いつだって隣の人の芝生は青い。
「自分のしたい(want)」を大切に自分の能力(can)を積みましょう。
何かご相談があればTwitterなどでDM等頂ければと思います。
というわけで以上です。
» 平社員Ash@Space (@SpacedreamAsh) | Twitter