2020-08-10T00:00+09:00
- 目次
- 1.新卒採用の就活が難しい理由
- 2.新卒採用の就活で特に重要な三つのこと
- 3.実際の新卒就職活動を振り返る
新卒就活生向けの失敗しない就活の方法論
1.新卒採用の就活が難しい理由
まずこちらの記事を見る前にまずもっと基礎を知っておきたいという方は、以下の記事をまず読んでみて下さい。僕も当時のことを振り返ると迷走していたな〜と思います。
まずはその理由や、重要な点をまとめてから自分の体験も少しお話しできればと思います。結論から言うと新卒の就活は難しいと思う人が多数派だと思います。インターンなど仕事の経験を積んでいる人は、比較的経験が既にあると思うので、軽く振り返りとして読んでみて下さい。
- ■就活が難しい理由
- 1.仕事の経験が少ないから
- 2.就活経験のある知り合いが少ないから
1. 仕事の経験が少ないから
自分がどういった業界がいいか、どういった職種がいいかなんて分からないという人が多いと思います。それは幼少期にどのスポーツがしたいか分からないといったようなもので、実際にやってみないと見えてこないという側面があります。
そのため新卒とその必要条件はマッチしていません。
例えば現在の僕の仕事としてはコスメ系のEC(ネット通販)で、コンサルをしています。当初は自分がコンサルをして、そしてITのコスメ業界に所属するなんて思ってもみませんでした。一方で昔から本が大好きな人は出版業界などを中心に志望するかもしれませんが現実は働いてみると認識が違ったいったことも普通に起こります。
つまり、この「実際にやってみる」というのが少ないため、学生はあくまで仮説に頼ることが多くなります。仮説というのは「おそらくXXだろう」といった予測になります。
ただこの仮説思考は訓練していないとモヤモヤになるため難しいのです。こちらも経験がものを言うので、なかなか難しいのではないかと懸念しています。
2. 就活経験のある知り合いが少ないから
上記のように自分で実際に働く経験が無いような場合に浮かぶ他の方法はなんでしょう。それはよく耳にする「OB訪問」など他の人に頼ることになるかと思います。
つまり実際に働く人から直接話を聞くことになります。ただ、サークルの先輩などはいたとしても数が多くないと言った課題は少なからずあると思います。それに結局、経験の話になるのですが経験が不足しているため、そもそもに「何を聞けばいいか分からない」「OBの言ってることが腑に落ちない」といったことが起きます。
先ほどのようにスポーツの例で言うと、全く野球をやったことがないのに具体的な野球の方法論の話をされるようなものです。「出来るだけ腰を使ってスナップを効かせて投げるんだ」といったことを言われても、おそらく頭の中は疑問で埋まるでしょう。
上記のような課題から考えると、「じゃあ無理じゃないか」と思う人もいるかもしれません。勿論、時間がある人には実際に働いてみることをお勧めしますが、それが無理な人前提に「過去の自分に教えたい教訓」を次のカラムでまとめたいと思います。
2.新卒採用の就活で特に重要な三つのこと
ここでは経験なんて無いから今から勝負だけど失敗したくない人向けにまとめてみます。つまり、過去の自分に現在の自分が助言するようなイメージ記します。
- ■未経験から外さない三つの重要なこと
- 1.業界は伸びているところへ
- 2.会社の規模を知る
- 3.職種は知っておいて絞れたらベター
1. 業界は伸びているところへ
これは業界自体が伸びているかどうかになります。つまり上昇傾向か、下降傾向かということになります。上昇と言えば、誰しも分かるIT系になりますね。下降傾向なところは是非業界マップをみてみて下さい。
▼良い業界で得られるメリット
1.給料がより良いこと
2.転職がしやすくなる可能性がある
3.変動があり刺激が比較的多め
それぞれ何となくイメージできるかと思います。業界が伸びるごとに、多くの人が流れていきますから人材の需要は高まりますし、多くの人が関わる上昇している業界だとその分売上が大きくなり給料も増える機会が増えます。あとは実力主義だったりで昇格も早いといったことがあるかもしれません。
三つ目は少し業界によりますが、上記を守っていれば間違いないでしょう。そういった会社で学んでいれば何かしたいことが見つかった時も転職しやすいはずで、逆に下降傾向のあまり需要が無いところから需要が高いところに変わるのは相当な努力が必要になるでしょう。
2. 会社の規模を知る
これは会社のマーケットポジション(業界の順位)を知ることです。例えばカード会社ならシェアが何%で、国内だと何位くらいに位置するかなどです。
それを知ることで自分は、どういった所を目指すのかが自ずと見えてくるはずです。トップであればトップとしてどういった視点で会社が動くかを学べますし、ベンチャーのような場合は後追いでどうやってトップに追いつき追い越していくかを学ぶことが出来るでしょう。
よく「大企業かベンチャーか」といった質問がありますが、その人の好みで良いと思いますが上記の理由から僕は大企業でまずはトップの一員として働き方を知るのも悪く無いかなとは思います。
3. 職種は知っておいて絞れたらベター
これは業界の中身のようなもので、例えば以下があります。
▼職種の例
・営業
・マーケティング
・PR
・人事
・エンジニア
・経理
・財務
・戦略
・事務
更にそれぞれを細かくみれますが、最低限どういったものがあってどういったことをするかぐらいは知っておいた方が良いでしょう。それは自分が何にむいてるかを知ることになり、各部門がどう連携して仕事をしているかなどが見えてくるのも良いです。
例えば新卒でいきなり戦略に配属されるケースは少ないかと思います。その理由は、戦略は他のものに比べ少し視点が高くなっているので他を経験している方がより力が発揮されるためです。
そのため仮にあなたが戦略に向いていたとしても別になる可能性は全然あるので、何をしたいかと何をすべきかという視点は職種を知っておくことでイメージ出来ていると良いでしょう。
そして上記のプロセスは、よく大事と言われる「自己分析(内)」と「業界分析(外)」のキャッチボールのようなもので、どちらも欠かせません。
それはあくまでキャッチボールなのです。
3.実際の新卒就職活動を振り返る**
皆さんいかがでしたでしょうか?少しだけでもイメージできましたでしょうか?当時の僕に対して伝えるイメージですが分からない部分等ありましたらご相談下さい。
ただ「楽しい」に出会えることが一番幸せなことであることは間違いありません。ただ、それと経済的なゆとりは別の話なのでなるだけ失敗しない方法論をお伝えしました。
進む方角は次第に自分が見つけるはずで、その冒険に向けたより頑丈な船とマップと波風の予測を軽くお伝えしたような形です。
成長業界に身をおいて学んで、それを「好きに応用する」
僕は当時このイロハも知らず前コラムでのキャッチボールが出来ておりませんでした。ボールを自身の内で持ち続けて、何も見えないまま悶々としていました。当初は留学などもしていたので経験には自信があったのですが、漠然と総合商社への憧れがあっただけで何も考えていなかったので途中で違和感を覚えました。
尊敬できる先輩に沢山耳を開いて相談しておけばよかった。
と思います。そのためこの記事を少し先輩として書かせてもらっています。
結果的に大手IT企業に入社出来たのですが、本当にラッキーだったなと思います。そしてその後にバンコクの広告代理店でインターンすることになったのですが、その後にやはり見えてくるものがありました。そんな想いをしないように是非前コラムを参考にしてください。
僕は今の職のおかげで、汎用性のある(他の業界でも応用出来る)スキルを身につけることが出来て仕事の幅が広げられそうで満足しています。
能力が身につけば、後は自分の好きにそれを活用していくのみなので、最初はあまり考えすぎず能力とかその先など長期的な視点を持つと良いと思います。
ITでつけた知識で、衰退している産業にテコ入れできるかもしれない。そんな視点で様々な業種を見ていくと良いでしょう。どの業界にも長所短所はあるはずです。
それでは良い就活を。
僕も沢山お祈り(落ちた)経験があるので、是非ご気軽に何かご相談があればTwitterなどでDM等頂ければと思います。
というわけで以上です。
» 平社員Ash@Space (@SpacedreamAsh) | Twitter